食中毒の予防【お弁当編】気をつけるのは食べ物や食品?保管方法?
2016/07/16
気温が高くなり外に出るのが心地よい季節になると、公園にお弁当を持って行き休日をゆっくり過ごすのも気持ちいいですよね。
ただ、そんな季節の到来と同時に増えてくるのが食中毒です。
日々、家族の為にお弁当を作っている人は多いと思いますが自分が頑張って作ったお弁当で、大切な家族が食中毒になったら悲しいです。
ですので今回は、日々お弁当作りに励んでいるあなたにおくる食中毒の予防について話していきたいと思います。
Contents
食中毒を予防するためにお弁当で気をつけることって?
お弁当での食中毒を予防するために気をつけることは様々ありますが、基本的には「菌をつけない・菌を増やさない・菌を殺菌する」ことです。
そのための注意点をまとめたので、見ていきましょう。
火をしっかり通す
食中毒菌は熱に弱く、75℃以上の熱で1分以上加熱するとほとんどが死滅します。
熱によっておこる殺菌効果は、火をしっかり通すことで作用します。
なので、食品の中心部までしっかりと火を通すことが重要で、ハムやかまぼこなどの生でも食べられる加工食品にも、必ず火を通してください。
生野菜を入れない
生野菜は、水気をきちんと切ってから詰めれば大丈夫と言われていたりしますが、細菌が繁殖しやすく水分も多いので生野菜はお弁当に使わないのが無難です。
栄養バランスのために、どうしても野菜を入れたい場合は熱を通した炒め物や温野菜にしたほうが安全です。
その際も汁気や水分には十分注意してください。
水分の多いおかずは避ける
お弁当に水分は大敵で、水分が多いと細菌が増えやすく食べ物も傷みやすいです。
なので、水分の多いおかずは避けたほうがいいですが、それでも使いたい場合は、おかずの汁気を切ってからお弁当箱に詰めてください。
作り置きする場合はしっかり管理
暖かい季節は基本的に、お弁当の作り置きは避けたほうがいいです。
もし、作り置きや前日のおかずの残りをお弁当に入れるのなら必ず冷蔵庫で保存されたものを使い、しっかり再加熱をしてください。
そして、お弁当に入れる前に冷ましてから詰めるようにしましょう。
その他には、次の点にも気を配るとさらに食中毒の予防が出来ます。
・食品同士が触れないように、バランやアルミカップなどを利用する
・おにぎりは素手で握らずラップを使う
・ごはんもおかずも詰める前にしっかり冷ます
以上のことに気をつけて、お弁当を作れば予防に繋がります。
食中毒の予防はお弁当に入れる食べ物や食材でも出来る?
食中毒の予防は、お弁当に入れる食べ物や食材でも出来ます。
わさび・しょうが・梅干など抗菌効果のある食材を積極的に利用したり、食材を酢の物にしたりしても効果的です。
ちなみにお酢は食材に使わなくてもキッチンペーパーなどに含ませて、お弁当箱を一拭きするだけでも殺菌作用があります。
あとは、水分をきちんと飛ばしたきんぴらなどを冷凍してそのまま詰めると菌が繁殖しづらく、お昼には自然解凍されて食べ頃になる方法もあります。
その他にも、冷凍したまま利用できるお弁当用の冷凍食品などもあるので上手に活用していきたいですね。
食中毒を予防するお弁当の保管方法は?
食中毒を予防するには、お弁当の保管方法も重要になります。
むしろ、お弁当を保管する場所が快適ならばそこまで神経質になる必要はないです。
逆に、どんなにお弁当を作る時に気をつけても保管方法が悪いとすぐに傷むので、お弁当は直射日光があたる所や高温になる場所を避けて保管します。
冷蔵庫があるならいいですが、ない場合がほとんどなので、その時はロッカーなどの日陰で涼しい場所がオススメです。
そして、お弁当のフタの上に保冷剤を乗せるのが効果的です。
冷たい空気は上から下へと流れるため、必ずお弁当の上側につけてください。
お子様へのお弁当なら、凍らせた「ひとくちゼリー」を一緒に入れると保冷剤の代わりになりますし、食べる頃にはちょうど溶けてデザートになります。
せっかく作ったお弁当を台無しにしない為にも、保管方法まで気を配るべきです。
食中毒の予防【お弁当編】まとめ
●お弁当での食中毒予防は「菌をつけない、増やさない、殺菌する」がポイント
●お弁当の食中毒予防は、入れる食べ物や食材でも出来るので上手く活用する
●お弁当の食中毒を予防するには、保管方法も重要なので気を配る
この時期のお弁当作りには気を使いますが、大切な家族の為にも、美味しくて安心なお弁当作りをしたいものです。
夏だけでなく、暖かくて湿度が高くなると食中毒は起きやすくなりますので保感方法やお弁当を作る時のポイントを押さえて、お弁当を作ってくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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