服のカビはクリーニングでも取れない?原因や対処方法から防止策まで
2016/07/15
衣替えの時期に、久しぶりにあの服着ようかな~とタンスやクローゼットから服を引っ張り出したときに、まさかのカビが...
なんてこった、お気に入りの服なのに!
もはや梅雨の時期だけではなく油断していると、いつの季節でも服にカビは生えてしまいます。
そんな、大切な服にカビが生えてしまった時の対処方法と大切な服をカビから守る防止策についてまとめました。
服のカビの原因
服にカビが生えるとがっかりしますよね。
服のカビを取るのと同時に再発防止のために、カビ発生の原因を知ることも必要です。
なんでカビが生えた?
服には素材や加工と着用によって付着した、カビが好む糖類やタンパク質、炭水化物、アミノ酸、脂肪等の栄養が豊富です。
そして、服を保管するクローゼットや押入れ、タンス等はカビが発生しやすい湿度60%以上を保ちやすく、また繁殖もしやすい環境にあります。
しかも、密封している事が多いので雨天時は更に湿度が上昇したり、エアコンや暖房器具が整った影響で梅雨などの時期以外でもカビが繁殖しやすい温度20℃~30℃、湿度60%以上を保ちやすいです。
ですので、オールシーズン注意と対策が必要で不十分だと服にカビが生えます。
服のカビへの対処方法
白カビや赤カビであれば、カビやシミの所をブラシと固形石鹸を使って擦り洗いをした後、お湯に酸素系漂白剤を溶かして1,2時間ほど浸け置きすれば取れるらしいです。
しかし、黒カビのシミには酸素系漂白剤を使用しても効果がないって...
そんな時に見つけたのが、この動画。
お~、キレイになってる!
と思いましたが、よくよく考えてみると
これ、すごく手がかかってめんどくさい
てか素人には無理でしょ!(そもそも道具がない)
素人だと、塩素系漂白剤をもってしても薄くはなるが完璧には消えないし服の色落ち覚悟でやるしかないということなので、もはや プロに任せるしかない領域 です。
服のカビはクリーニングでも取れない?
素人には難しいと分かったので、クリーニングならと思い持ち込んだのですが、
「あ~、カビ取り高いですよ? 確実にキレイになる保証は出来ません」
と言われてビックリ。
恐る恐る料金を聞くと、5,000円は覚悟してくださいと返ってきました。(た、高い...)
びびって、クリーニングには出さず持ち帰ってきました。
納得がいかないので数件のクリーニング屋さんに問合わせてみたところ、服の素材やカビの状態によって差はあるようですが、やはり5000円くらいはかかると言われます。
中には、完全にキレイにしたいなら数万は必要ですよと言うところもあります。(それだったら、新しく買ったほうがいい...)
どうやら服にカビが生えてしまった場合の選択肢は、
・高額は覚悟してクリーニングする
・難しいけど自力でキレイにする
・あきらめて捨てるか、新しく買う
ということで私は、クリーニングに出すのを断念し泣く泣く別れを告げました。
服のカビを防止するには?
服にカビが生えてしまうと完全に取り除くのは難しいので、私みたいにカビの生えた服を捨てることにならないためにも、 事前に対策をして防止に努めることが重要 になります。
カビの発生を防止するためには、カビの原因となる湿度・温度・栄養に気をつけて保管するのがポイントです。
カビを防止するポイント
収納場所の風通しや換気を重視
服の保管場所であるクローゼットや押入れに湿度がこもらないように定期的に換気をします。
梅雨の時期や雨が続いた時は除湿機を使うのも効果的です。
服を詰め込み過ぎない
服を詰め込みすぎると、空気の流れが悪くなり湿気や熱がこもりやすくなるので避けます。
布団がある場合は、すのこを下に敷くと風の通りが良くなります。
タンスや収納ボックスには除湿剤を
シーズンを問わず、空気のこもりやすい所なので除湿剤をボックスの中に入れるといいです。
湿気は低い位置に溜まる性質があるので、ボックスや服の下に置くのが効果的です。
一度着た服は洗濯かクリーニングに
着用によって付着した皮脂や汚れはカビの栄養となり、汗は湿気に変わってしまいます。
ですので、一度着たら早めに洗濯かクリーニングをしたほうがいいです。
クリーニング返却時の袋は外す
あの袋は服が汚れないようにする為のものですが、ビニールで空気がこもるので外します。
服にカバーをつけて保管するなら、布製のものにしましょう。(100円で買えます)
服のカビまとめ
●服のカビを完全に取り除くのは、プロでも難しい
●服のカビを取るためのクリーニングは、思ったより高額になる
●服のカビは防止することが、一番効果的な方法である
私の経験から得た教訓は、カビが発生してからでは遅いということです。
大切な服を長く着るためにも、季節関係なく防止策を取り入れて保管していくことが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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