熱中症の症状である頭痛や寒気、発熱への対策と対処法まとめ!
2016/07/26
毎年のように猛暑と言われるような暑い時期が続きますね。
そんな中で油断すると熱中症になってしまい、対策や早めの対処を怠ると重症化して後遺症が残ったりもします。
今回は、熱中症の症状である頭痛・寒気・発熱がある場合の対策と対処法についてまとめました。
熱中症の症状で頭痛がする場合
熱中症の症状で頭痛がする場合の対処法は、まず日当たりや暑い場所を避けて涼しい所に移動することです。
そして、体温の上昇を抑えるために身体を休ませて水分の補給をするようにします。
熱中症での頭痛の原因は大量の汗や水分補給不足による脱水症状と、脱水症状から身体の体温調節機能が乱れて脳が異常をきたすことによって頭痛が起こります。
ですので、体温が上昇することによって身体に熱がこもるのを避け、脱水症状にならないように対策をすることが重要になります。
もし、熱中症の頭痛を解消したいと考えるなら、鎮痛剤などの市販薬を服用をするよりも水分補給を優先して、横になって身体を休めたり睡眠をとって様子を見るようにしたほうがいいです。
頭痛への対策は?
頭痛への対策は原因となる脱水症状にならないよう、のどの渇きを感じる前に水分をこまめに摂ることがポイントになります。
一気に摂るよりも少しずつにして、できれば水分と一緒に塩分やミネラルを摂るようにすると身体を構成する水の成分に近いので効果的です。
ちなみに、お茶や炭酸飲料などでカフェインが含まれている飲み物は、利尿作用によって水分が体の外に出てしまうことを促進するため逆効果になりますのでご注意ください。
熱中症の症状で寒気がする場合
熱中症の症状で寒気がする場合の対処法は、体の熱を放出することに尽きます。
熱中症での寒気は、脱水症状や身体の体温調節機能の乱れなどで汗をかきづらくなり、体内を巡る血液内の水分量も低下して体内の熱を放出する機能が弱くなることで起こります。
ですので、頭痛の場合と同様にしっかり水分補給をして、日の当たらない涼しい場所でなるべく湿度の低い所に移動するようにします。
寒気がするときの対策は?
熱中症の症状で寒気がするのは、自律神経が乱れている証拠です。
自律神経が乱れることによって、体温調節がうまくいかず寒いと感じてしまっているか、風邪をひいた時のように発熱していることが考えられます。
ただ、原因は体内に熱がこもったことによる自律神経と体温調節機能の乱れが原因なので、寒気がするからといって身体を温めたり服を着込んだりするのは、体にこもった熱を放出することを妨げてしまいますので逆効果になります。
熱中症の症状で寒気がするときの詳しい対策や対処法については、こちらでご紹介していますのでご確認くださいね。
関連→熱中症の症状で寒気がする時の対処法と病院に行くべきケースとはこの対処法を参考にして、自律神経や体温調節機能が通常の状態に戻るように努めることが肝心です。
熱中症の症状で発熱がある場合
熱中症の症状で発熱がある場合の対処法は、体温を下げること最優先にして身体を冷やすようにしてください。
その時は熱を感じやすい頭部を冷やすことを優先しがちですが、首元や腋の下や足の付け根など動脈に近い場所を冷やすようにすると効果が高いです。
そして、頭痛や寒気がする時と同じように直射日光や暑い場所をなるべく避けて、水分をこまめに取るよう心がけ無理をせず休憩を取るように対策することが重要です。
その他の熱中症の症状
ここまで熱中症の症状である頭痛や寒気、そして発熱についての内容でしたが熱中症にはその他にも様々な症状があり、重症度別に3つの段階に分けられています。
Ⅰ度:めまい、立ちくらみ、気分が悪い、手足のしびれ、こむら返り(筋肉の痛みや硬直など)
[軽症/日陰で休む、水分補給、衣服を緩めるとともに体を冷やす]
Ⅱ度:頭痛、吐き気、嘔吐、体のだるさ、力が入らない
[中等症/病院にかかり補液を受ける必要がある]
Ⅲ度:返事がおかしい、痙攣、まっすぐに歩けない、体が熱い、意識喪失
[重症/救急車で救命医療を行う医療施設に搬送し、入院治療の必要がある]
よく、熱中症は屋外でかかってしまう病気だと思われていますが、実はオフィスや室内でも高温になる場所にいて水分補給が不十分だと熱中症になりますので注意が必要です。
もし、言動がおかしくなったり痙攣や意識喪失などの症状が見られるときは緊急搬送が必要ですが、そのほかの場合は軽度の症状なら少し経過をみて症状の回復が見られないようであれば、医師や医療機関での診察を受けて点滴の投与や入院など指示に従って対処するようにしてくださいね。
熱中症の症状と対策や対処法のまとめ
●熱中症の症状で頭痛がする場合は、涼しい所に移動して水分補給をする
●熱中症の症状で寒気がする場合は、体の熱を放出することに尽きる
●熱中症の症状で発熱がある場合は、体温を下げることを最優先にする
熱中症は重症化すると、後遺症が残ったり内臓にダメージを与えることもありますので、食べ物や飲み物での対策も一緒に取り入れていきたいところです。
そして、屋外での暑さ対策によって熱中症を防ぐこともできますよ。
関連→屋外での夏の暑さ対策におすすめなグッズと服装のポイントを紹介熱中症には、予防や早めの対処を心がけて対策することが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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