うなぎが夏バテ予防に効果がある理由と、その栄養素のまとめ

      2016/07/17

うなぎ 夏バテ予防
暑いと食欲がなくなってきて、夏バテにならないかと気になりますよね。

夏バテには「うなぎ」が効果的と言われていて、土用の丑の日などでの売り出しをよく目にしますが、本当のところ効果はどうなのかがハッキリしない...

ですので、「うなぎが本当に夏バテ予防になるのか」と「どのような効果があるのか」について具体的な理由と栄養素からまとめました。

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うなぎは夏バテ予防になる?

よく、うなぎは夏バテ予防になるとか夏バテに効くなんて話を耳にしますが、これは江戸時代に発明家として有名な「平賀源内」の発案によって、夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習が広まったことが始まりのひとつとされています。

そのきっかけは、夏の暑い時期にうなぎが売れなくて困った鰻屋が、当時知識人としても名を馳せていた平賀源内に相談して「本日丑の日」という張り紙を店先に出すようにしたところ、大繁盛したので全国の鰻屋が真似するようになって広まっていきました。

ただ、もともとは平賀源内が丑の日に「う」の字がつく物を食べると夏負けしないという民間伝承からヒントを得て、それを根拠にして鰻屋の宣伝に使ったとされていますので、当時からウナギは夏バテに効果がある食べ物と言われていたんですね。

昔から“うなぎは夏バテの薬”

うなぎの夏バテに対する効果は、平賀源内によって広められた土用の丑の日の民間伝承以外にも、夏バテや滋養強壮の薬として伝えられてきました。

古くは江戸時代よりも更にさかのぼって、平安時代の万葉集の中の大伴家持が吉田石麻呂に宛てた歌である「石麻呂にわれもの申す夏痩せに良しというものぞ鰻捕り食せ」“石麻呂さん、夏痩せ(夏バテ)にはうなぎが良く効く薬だそうですので鰻を捕って食べてみてはいかがですか”にもあるように、はるか昔の時代から民間の中で伝えられてきた夏バテ対策法なんですね。

今も昔も、夏の時期にうなぎを食べることは商売人側の宣伝には変わりありませんが、夏バテに効果のある食べ物であることは間違いなさそうですので、うなぎの効果についても掘り下げてみました。

うなぎの夏バテ予防の効果とは?

うなぎを食べることが、昔から民間に伝わる夏バテの予防や対策法ということは分かりましたが、うなぎの夏バテに対する効果は何なのかを具体的に見ていきましょう。

そもそも、夏バテの代表的な症状である食欲不振や身体の疲労感と倦怠感は、夏の暑さによって熱くなった体温を下げようとして大量のエネルギーを必要としたり、汗をかき水分不足になったことで起こる自律神経の不調や胃腸の働きの低下などが理由となっています。

そして、その夏バテを予防したり防止するには水分補給の他に次のような栄養素が必要と言われています。

【夏バテに効果的な栄養素】

・ビタミンB1,B2
・ビタミンA
・ビタミンC
・アリシン
・クエン酸

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●ビタミンB1,B2

体のエネルギー源になる糖質を分解して必要なエネルギーに変換するビタミンB1とB2は、身体の疲労回復に効果が高い栄養素で、不足すると乳酸などの疲労物質が蓄積して疲れやすくなります。

代表的な食べ物:うなぎ・豚肉・大豆などの豆類

●ビタミンA

健康な身体にとってなくてはならない栄養素であるビタミンAは、粘膜を強化して風邪やがんなどの病気を予防する働きがあります。

代表的な食べ物:うなぎ・レバー・にんじんやほうれん草など

●ビタミンC

美肌効果が有名なビタミンCは、暑さや熱へのストレス耐性と抵抗力を高めてくれる働きがあります。

代表的な食べ物:レモン・オレンジ・ピーマンやブロッコリーなど

●アリシン

もともと疲労回復に効果があるアリシンは、ビタミンB1,B2と一緒に摂ることで結合し更に疲労回復効果が高まります。

代表的な食べ物:にんにく・ニラ・ネギや玉ねぎ

●クエン酸

すっぱい味の成分であるクエン酸は、疲れの原因になる乳酸を取り除いて疲労を回復する効果があります。

代表的な食べ物:梅干し・レモン・オレンジやグレープフルーツ

こうやって見てみると、うなぎは夏バテに効果的な栄養素を含んでいるとわかりますね。

ただ、うなぎが夏バテに効果があって滋養強壮の薬と言われる理由が他にもあると見えてきました。

うなぎが夏バテ予防になる理由は、その栄養にあり!

うなぎには、豊富なタンパク質の他に100グラムの蒲焼きで必要量の2日分が摂れるというビタミンAをはじめ、ビタミンB1・B2・D・E・などのビタミン群、そしてカルシウムや鉄分といった体に必要な栄養素が、これでもかというほど含まれています。

そして、夏バテに効果のあるビタミンAやビタミンB1とB2の他にも、老化防止や高い抗酸化作用など体を守る要素と強くする要素が充実しています。

ですので、うなぎは暑さで弱りがちな夏の体にとって重要な意味を持つ食べ物であり、栄養学的に見ても夏バテ予防だけではなく、夏バテから身体を回復させたり強くしたりする効果があると言えるのです。

うなぎが夏バテに効果があって滋養強壮の薬と言われる理由には、様々な根拠があったんですね。

はるか昔から言い伝えられる、先人の知恵というは凄いものです。

ちなみに、うなぎが売り出される「土用の丑の日」は夏だけではなく、一年を通して複数回あるんですよ。

そして、うなぎの旬が実は夏ではなく秋から冬ということもありますので、夏に限らず元気をつけるスタミナ食として取り入れて行きたいですね。

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うなぎの夏バテ効果まとめ

●うなぎは昔から夏バテや滋養強壮の薬として民間で伝わってきた

●うなぎには夏バテに効果的な栄養素が豊富に含まれている

●うなぎは栄養学的に見ても、身体にとって必要な栄養が満載の食べ物

以上、うなぎの夏バテに対する効果についてお伝えしました。

ただの言い伝えや商売人の宣伝なのかと思っていましたが、具体的な効果と理由があったんですね。

うなぎを是非取り入れて、暑い夏を乗り切りたいものです。

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