お腹がグゥグゥと鳴る原因は?防ぐための方法と対処法とは?
2016/06/28
し~んとした中で、急にお腹が「グゥ~っ!」と鳴ることってありませんか?
お腹がすいてるわけでもないのに、大きな音で鳴り響くので困りますよね。
しかも、なかなか鳴り止まなくて恥ずかしい思いをしてしまいます。
そんな空腹でもないのに急にお腹が鳴る原因や、お腹が鳴るのを防ぐための方法と対処法についてまとめました。
お腹が鳴る原因は?
空腹でもないのに急にお腹が鳴る原因は、胃腸内に溜まった空気(ガス)です。
空腹の時に、お腹が鳴ることを一般的に腹鳴(ふくめい)や(はらなり)と呼び、脳が“このままでは、エネルギーがなくなる”という信号を胃腸に送ると胃腸が収縮活動することによって「グゥ~っ」とお腹が鳴ります。
空腹ではないのにお腹が鳴るのも、基本的には胃腸内に溜まった空気(ガス)に胃腸が動かされて収縮することで「グゥ~っ」という音が鳴ります。
しかし、同じ「グゥ~っ」という音でも胃腸内に溜まった空気やガスによって起こる音はその原因が違い、便秘によって発生する悪玉ガスや呑気症(どんきしょう)が大元の原因になっていることも多いです。
呑気症(どんきしょう)とは?
呑気症(どんきしょう)は、普段の生活習慣や不安・緊張からくるストレスが原因となって多量の空気を無意識に飲み込んでしまい、胃に空気が溜まってしまう症状を指します。
別名で空気嚥下症(くうきえんげしょう)とも呼ばれる病気で、20代から50代の女性に多く見られる症状になり、お腹が鳴る以外にも胃の不快感や痛みに繋がるとされています。
その呑気症(どんきしょう)や空気嚥下症(くうきえんげしょう)の原因としては、次のようなものが挙げられます。
・炭酸飲料を頻繁に飲む
・炭酸飲料を飲む量も多い
・普段から早食いである
・精神的ストレスを感じている
・歯を噛みしめる習慣がある
・無意識で口を動かしている
・うつ伏せの状態で寝ている
・パソコン作業などでうつむき加減の姿勢をすることが多い
これらのような生活習慣やストレスが主な原因ですので、食事はゆっくり噛んで食べるように心がけたり、ストレスや緊張を緩和するために十分な休養を取ることが大切になります。
お腹が鳴るのを防ぐ方法は?
呑気症(どんきしょう)や空気嚥下症(くうきえんげしょう)のように、お腹が鳴る他に胃の不快感や痛みがある場合は専門医の診察が必要ですが、まずはお腹の音が鳴るのを防ぎたいですよね。
そこで、お腹が鳴るのを防ぐ方法を集めてみました。
ガスの発生を押さえる
お腹が鳴る原因である胃腸内に溜まる空気(ガス)の発生を、なるべく押さえることがお腹が鳴るのを防ぐ方法のひとつです。
その為には、炭酸飲料を飲む量を見直して適量にするか外出先での食事の際にはお茶や水などを優先的に選んだり、早食いにならないようにゆっくり噛んで食事をするようにします。
ガスを溜めないようにする
座っている時間が長かったり、ストッキングなどお腹を締めつける服装をすることが多いとガスが溜まりやすくなります。
定期的にトイレでガスを出せればいいのですが、難しいこともありますので緊張をほぐすために休憩をとったり、お腹をあまり締めつけない服装をすることもお腹が鳴るのを防ぐ方法になります。
便秘の改善
便秘になると腸内に悪玉ガスが発生しますので、そのガスによってお腹が鳴ってしまうこともあります。
腸のガスを排出する「腸のぜん動運動」が弱くてもガスが溜まりますので、便秘の改善がなかなか難しいようでしたら、腸の働きを助ける食事や運動をすることがお腹が鳴るのを少しでも防ぐ方法になります。
姿勢を正す
胃腸にガスが溜まる原因には姿勢が悪いことも挙げられますので、うつむき加減にならないように背筋を伸ばしたり、定期的に休憩を取るようにしたりするといいでしょう。
また、勤務先や学校などで休憩や仮眠をする場合には、うつ伏せにならないように気をつけないとガスが溜まる原因になりますので、姿勢への意識は必要です。
お腹が鳴るときの対処法は?
ここまではお腹が鳴るのを防ぐ方法を見てきましたが、それでもお腹がなってしまう場合は、その場でできる対処法が知りたいですよね。
そんな時に役立つ、お腹が鳴るときの対処法も集めてみました。
その場でできる対処法
腹式呼吸でお腹を膨らませる
ゆっくりと腹式呼吸をしてお腹に空気をたっぷり入れることで、胃腸や内蔵の運動を整える効果があります。
胃腸の運動を整えるとお腹が鳴ることを緩和することができますので、深呼吸をするようなイメージでお腹を膨らませて息を吐くことを繰り返してみましょう。
背筋を伸ばしてお腹に力を入れる
姿勢がうつむき加減になっていると、胃が圧迫されたりガスが溜まりやすくなりますので、お腹が鳴る原因になります。
お腹が鳴りそうになったら背筋を伸ばして、更にお腹に力を入れるようにするとお腹が鳴るのを少しでも抑えられます。
ツボを刺激する
万能のツボと呼ばれる、手の親指と人差し指の間にある「合谷」は腸整の働きや空腹を防ぐ効果があるだけではなく、眼精疲労や肩こりにも有効とされています。
とても簡単にできる対処法になりますので、動画を参考にして是非取り入れてみてくださいね。
背中をたたく
背中のちょうど胃の後ろにあたる部分を軽くトントンとたたくようにすると、胃の中に溜まった空気をゆっくりと腸に移動させることができます。
お腹が鳴りそうになったら空気を腸に移動させることによって、お腹の部分で鳴る音を抑えることができます。
お腹を温める
お腹が冷えてしまうことでもガスが溜まりやすくなりますので、お腹をひやさないようにしたり温めてリラックスさせることも大切です。
お腹をマッサージしたりカイロなどで温めたりするのが効果的ですが、難しい場合は手を当てて対処するだけでも効果が違います。
お腹が鳴るときのまとめ
●お腹が鳴る原因は胃腸内に溜まった空気(ガス)によって起こる
●お腹が鳴るのを防ぐ方法は、ガスを溜めないことや生活習慣を見直すこと
●それでもお腹が鳴るときの対処法は、その場でできることを取り入れる
職場や学校での静かな場面でお腹が鳴るのは本当に恥ずかしくて、仕事や勉強に集中できなくなります。
ですので、お腹が鳴るのを防ぐ方法や対処法をうまく取り入れていきたいものですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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