梅雨入りと梅雨明けって、いつ頃?平年値と2016年の予想は?
2016/07/15
春の気持ちいい時期に夢中になっていると、近づいてくるのが「梅雨」
雨に濡れるのは嫌ですし、洗濯物も乾かないので梅雨の時期は憂鬱です。
湿気やニオイなどの防止も含め、いろいろと梅雨の準備が必要になるので梅雨の時期が、いつからいつまでなのか気になりますよね。
ですので、2016年の梅雨入りと梅雨明けはいつ頃なのかを例年の平均と今年の予想までまとめました。
梅雨入りと梅雨明けの定義って?
梅雨入りって、結構あいまいですよね。
何をもって梅雨入りとしているのでしょうか。
発表される時は「○日が梅雨入りです」っていうよりは、後から「○日に梅雨入りしました」と聞く場合がほとんどです。
実は、はっきりとした定義はありません
不確定要素の高い天気の一定期間の変化や流れをふまえて、その中から次のような状況を目安にしているとも言われています。
・梅雨をもたらす梅雨前線がその地域に到達した時
・雲や雨が1週間以上続く予報がされた時
・雲や雨が1週間以上実際に続いた時
以上を目安にしていることによって、気象庁からの宣言ではなく事後の発表になるのですね。
梅雨明けの目安は?
梅雨明けに関しても梅雨入りと同様で、明確な定義はありません。
一応の目安とされているのは、次のような状況です。
・その地域の梅雨前線が移動して戻らなくなった時
・晴れが1週間以上続くと予想された時
・晴れが1週間以上実際に続いた時
その他には、夏型のからっとした晴天が続くようになってから梅雨明けと判断することもあるようです。
そして、ぐずついた天候のまま7月を越えてしまった場合には梅雨明け宣言が出ないことも過去に何度かありました。
梅雨入り・梅雨明けの平年値
梅雨入りと梅雨明けに定義がなく、あいまいなものとは言え人々にとって仕事柄や今後の予定のために生活の情報や目安として必要とされています。
その年によって梅雨入りと梅雨明けの時期は違いますが、例年の平均をとったものを平年値として梅雨の時期の大体の目安とされています。
平年値の地域別一覧
気象庁の過去のデータによれば、梅雨の時期の平年値は次のようになっています。
地域 |
梅雨入り(平年値) |
梅雨明け(平年値) | 平均日数 |
沖縄 | 5月9日頃 | 6月23日頃 | 46日間 |
奄美 | 5月11日頃 | 6月29日頃 | 50日間 |
九州南部 | 5月31日頃 | 7月14日頃 | 45日間 |
九州北部 | 6月5日頃 | 7月19日頃 | 45日間 |
四国 | 6月5日頃 | 7月18日頃 | 44日間 |
中国 | 6月7日頃 | 7月21日頃 | 45日間 |
近畿 | 6月7日頃 | 7月21日頃 | 45日間 |
東海 | 6月8日頃 | 7月21日頃 | 44日間 |
関東信越 | 6月8日頃 | 7月21日頃 | 44日間 |
北陸 | 6月12日頃 | 7月24日頃 | 43日間 |
東北南部 | 6月12日頃 | 7月25日頃 | 44日間 |
東北北部 | 6月14日頃 | 7月28日頃 | 45日間 |
※梅雨期間の平均日数も一緒に表記しています。
ちなみに北海道には梅雨がありません。
梅雨前線の範囲から外れる小笠原諸島にも梅雨はないです。
こうやってみてみると、梅雨の期間って結構長いですね。
【2016年】梅雨入り・梅雨明けの予想
梅雨の時期の平年値をふまえ、気象庁が発表している天気予報をまとめました。
今後の気象の変化で、この予測は変わっていくとは思いますが、現段階の予報から見た2016年の梅雨入り・梅雨明け予想は次の通りです。
地域 |
梅雨入り(予想) |
梅雨明け(予想) |
沖縄 | 5月14日頃 | 6月15日頃 |
奄美 | 5月15日頃 | 7月3日頃 |
九州南部 | 6月1日頃 | 7月14日頃 |
九州北部 | 6月3日頃 | 7月24日頃 |
四国 | 6月3日頃 | 7月21日頃 |
中国 | 6月5日頃 | 7月22日頃 |
近畿 | 6月5日頃 | 7月22日頃 |
東海 | 6月5日頃 | 7月22日頃 |
関東信越 | 6月5日頃 | 7月15日頃 |
北陸 | 6月15日頃 | 7月24日頃 |
東北南部 | 6月19日頃 | 7月25日頃 |
東北北部 | 6月20日頃 | 7月28日頃 |
注意として、今年2016年は「エルニーニョ現象」の影響が予想がされているので、梅雨の時期に影響を及ぼすかもしれません。
あくまでも予想として、参考にしてみてください。
梅雨の時期が近づいてきたら、改めて気象庁の予報を確認するといいですね。
梅雨入り梅雨明けのまとめ
●梅雨入りと梅雨明けの定義は明確にはないが、目安とされている状況はある
●梅雨入りと梅雨明けの平年値は、生活の情報や目安として必要とされている
●2016年の梅雨入りと梅雨明け予想は、エルニーニョの影響を受ける可能性あり
梅雨の時期は雨が多く、ジメジメしていて気分も沈みがちになります。
梅雨なんて早く明ければいいのにと思ってしまいますが、梅雨入りや梅雨明けの情報を目安にして、梅雨のない所に旅行したり梅雨の時期にしかない楽しみを見つけて乗り越えるようにしていきたいですね。
梅雨の時期の過ごし方や楽しみ方については、こちらでご紹介しています。
参考⇒梅雨の時期の過ごし方って何がある?梅雨ならではの楽しみ方も紹介
梅雨をいつもと違った過ごし方のキッカケにして、楽しめるようになりたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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