熱中症対策の飲み物でおすすめは?その作り方と避けるべき飲料とは?
2016/07/12
熱中症対策で大切になるのは水分補給ですが、何を取り入れればいいのかが気になりますよね。
中には、熱中症の対策にとって逆効果になるような飲み物もあります。
今回は、熱中症対策におすすめの飲み物とその作り方や避けるべき飲料についてご紹介します。
熱中症対策の飲み物でおすすめは?
まず、熱中症対策には飲み物での水分補給さえ忘れなければ大丈夫というわけではありません。
人の体は汗をかくと水分だけではなく、塩分(ナトリウム)やミネラルなどの電解質(イオン)も失われます。
水分と電解質が不足すると、体内環境が乱れて体温調節機能や自律神経に異常をきたし、身体の熱を放射できなくなったり血流や筋肉、そして神経などに影響を及ぼして熱中症の症状である”めまい・痙攣・頭痛・吐き気・発熱”などを引き起こします。
ですので、熱中症対策には飲み物での「こまめな水分補給」と併せて「塩分や電解質」を補給することが必要になります。
以上のことから熱中症対策の飲み物でおすすめは、水分と一緒に塩分や電解質またはミネラルを同時に摂ることができるものになります。
具体的には何がおすすめ?
具体的には、熱中症対策に効果的と言われるスポーツドリンクや経口補水液の「OS-1」をはじめ、アルブミンという体温調節に効果のあるたんぱく質を含んでいる牛乳やミネラル麦茶がおすすめです。
その他、私個人としては祖母から教えられた冷たい味噌汁と甘酒を夏に飲むことで、一日中屋外でする仕事に就いていた5年間を乗り越えることが出来ました。
味噌汁はもともと塩分やミネラルが豊富ですし、甘酒は近年 「飲む点滴」 と注目され夏バテにも良いと言われています。
熱中症対策の飲み物の作り方
スポーツドリンクや経口補水液、牛乳やミネラル麦茶は市販されてるものを購入すればいいですが、その中の経口補水液は飲み物にしては割高ですので毎日飲むのは難しいこともあると思います。
実は、経口補水液は簡単に自作することが出来ますので、その作り方をご紹介します。
【経口補水液の作り方】
■用意するもの
・水1リットル(1000ml)
・砂糖大さじ4杯半(40g)
・塩小さじ半分(3g)
■手順
水1リットルに砂糖40gと塩3gを入れて混ぜるだけです。
とても簡単ですよね!
その他には、私個人のおすすめである甘酒も簡単に作ることが出来ますので、ご参考までに。
【甘酒の作り方】
■用意するもの
・水1リットル(1000ml)
・酒粕一袋(250~300g)
・砂糖はお好みの量
■手順
①水1リットルに、スーパーなどで購入できる酒粕を入れて火にかけます。
②酒粕が溶けてきたら砂糖をお好みの量で入れて混ぜます。
(ショウガ汁を入れると風味が増し、更に夏バテや熱中症対策に効果的です)
③混ぜ合わせたら火を止めて冷まし、冷蔵庫で保管します。
以上になりますので、是非試してみてくださいね!
熱中症対策で避けるべき飲料とは?
ここまで、熱中症対策におすすめの飲み物と作り方をご紹介してきましたが、熱中症対策には避けたほうがいい飲料もあります。
それは、お茶やコーヒーや炭酸飲料水などでカフェインを含んでいる飲料です。
カフェインには利尿作用がありますので、その影響で体内から水分を出すことを促進してしまい、汗で水分が失われがちな暑い季節には逆効果にもなりかねません。
ですので、カフェインを含む飲料を頻繁に飲む場合は、他の飲み物でのこまめな水分補給を忘れないことが重要になります。
熱中症対策の飲み物まとめ
●熱中症対策の飲み物では水分と塩分やミネラルを摂れるものがおすすめ
●熱中症対策の飲み物の作り方は、とても簡単に自作することができる
●熱中症対策ではカフェインを含む飲料は逆効果になるので避けるべき
以上、熱中症対策の飲み物についてご紹介してきましたが、暑い時期にのどが渇いたと感じる時は既に軽い脱水状態にあると言えるので、のどが渇く前の水分補給を心がけたいものですね。
そして、その他の熱中症対策も上手に取り入れていくと、熱中症を防ぐことができますよ。
関連→熱中症対策に効く食べ物と飲み物にはない栄養素とは 関連→屋外での夏の暑さ対策におすすめなグッズと服装のポイントを紹介熱中症の症状が出た時の対策や対処法まで知っておくと、もしもの時に役立ちます。
関連→熱中症の症状である頭痛や寒気、発熱への対策と対処法暑い夏を乗り越えるためにも、事前にできることはありますね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入っていただけましたらシェアしてくれると嬉しいです!